百番目の男 [書籍]
動機が変だと聞き読んだのだが、メッセージの謎が変態だの間違いだった。
変態サイコ炸裂の後半は面白いのだが、悪戯に登場人物が多く、風景の描写がクドイので、なかなかページが進まない。
主人公の刑事の兄が、ハンニバル・レクターのような奴で、事件の解決に協力するのだが、あまり魅力的な人物でない。
連続殺人で男が何人か殺されるのだが、とうてい100人でなく、何が100番目の男なのか判らない。
枝葉を削って映像化すれば、結構面白いかもよ。
シリーズとして後続があるのだが、多分読まないだろう。
お勧め度:☆☆★ 変態度:☆☆☆★ 俺度:☆☆
タグ:ミステリー
老人と犬 [書籍]
レインツリーの国 [書籍]
ネットで始まる恋。
インターネット以前のパソコン通信で知り合って結婚した連中を二組知っているから、まあ今に始まったことでもないし、それ程珍しいこともない。
ただ、この作品では言葉と文章というものが大切にされている。
ほとんどがメールのやりとりで、全編が進む。
関西人の主人公が、メールでも関西弁を駆使するのが、その厚かましさに最初はどうかと思うが、逆に厚かましいが故に好感の持てる男なので、まあ、そのうちに気にならなくなる。
しかし、この主人公以外で、5,6年以上東京生活をしていて、関西弁を使い続ける人間を一人しか知らない。鷲山というナイスガイを除いて。「ホンマ」
お勧め度:☆☆☆ ネット度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆
陽だまりの彼女 [書籍]
ベタベタなラブストーリーであり、ミステリーな展開を見せ、悲恋物かと思いきや、ファンタジーだった。と、解説者の弁。
ファンタジーという言葉が意識されたため、何となく終わり方が想像できた。案の定だった。まあ、それはハッピーエンドなので、それほど文句は無い。わざと露骨に伏線を引いている節もある。
が、前半のベタベタな部分が長過ぎ。短編小説に纏めた方が、より名作になったような気もしないでもない。いくつかのエピソードは不要だ。
まあ、かなり照れくさい話だが、概ね良好。
お勧め度:☆☆☆ ファンタジー度:☆☆☆ 俺度:☆☆☆
チルドレン [書籍]
飛行艇クリッパーの客 [書籍]


「大聖堂」で有名なケン・フォレット作。「大聖堂」は、あまりに長いので手を出していないのだけど。
これは、昔購入して読んだ本。今は、残念ながら絶版。飲み屋でケン・フォレットの話題が出た時に、「じゃあ、貸すよ。」となったので、貸す前に読み直してみた。
全くストーリーを忘れていたので、面白く読めたよ。
第二次世界大戦前後に大西洋太平洋間を就航していたパンナムの飛行艇クリッパー。
これは、イギリスとドイツが開戦した時のイギリスからアメリカへ飛行するクリッパーを舞台とした群集劇。
嫁をギャングに攫われて、飛行艇を不時着させろと脅されている飛行艇のエンジニア筆頭に、偽のパスポートでアメリカへ渡ろうとする泥棒、亭主を捨てアメリカ人の男と渡米しようとする主婦、それを追いかける英国田舎紳士、弟に会社を乗っ取られれようとしているアメリカ婦人、凶悪犯と護送のFBI、イギリスから逃げ出すファシストとその家族などなど、多種多様な人物が出てくる出てくる。
一人を除いて、皆それなりの描写があるも、クライマックスに向けて鮮やかに話は進行する。
ま、この一人の扱いは、あんまりなので、これが映画だとしたら、この役は不人気だろう。カメオというレベルだ。
ラストの若い二人も清清しい。
パーシー君にも栄光あれ!
そこら中で恋しているのは、ちょっと何だけど。
映画にすると面白そうな題材なんだけどなぁ。尺も丁度よさそうだし。
クリッパーは、ボーイング314というもので、12機のみ製作されたそうだ。
飛行艇という名前から飛行船を想像し、胴体が丸いものなのかと思ったが、こんな形態だ。

フライトデッキ

操縦席

お勧め度:☆☆☆★ 大団円度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆★
怪人二十面相―少年探偵 [書籍]
幽霊人命救助隊 [書籍]
何ともアレなタイトルだ。
自殺した老ヤクザ、中小企業経営者、若い女、浪人の4人組が、天国へ行くのと引き換えに、49日中に100人の自殺志願者を救い出すという神の命題を実行する。
100人のエピソードをすべて書ける訳でないが、10人ほど詳細に書かれており、結構読ませる内容だ。
タイトルが冗談めかしているように、悲壮感はなく、人情物の味わいだ。
人を救うことで、自分が救われると、ヤコブ的発想。
お勧め度:☆☆☆ 人情度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆
タグ:ファンタジー
漆黒―孤拳伝〈2〉 [書籍]
主人公は、闇格闘技に出場するようになり、傭兵あがりの男との戦いで、ダークサイドに堕ちてしまう。
しかし、華僑の爺さんに、簡単に叩きのめされ、何かを求めて旅に出る。
戦いしか求めない生気の無い目をしていた主人公だが、伊賀や柳生を修行するものとの闘いや生活を通じて何かが変わる。
脇役が魅力的だ。
一番魅力的なのは、傭兵あがりが道場破りに向かう空手道場の師範。
師範は傭兵との戦いに敗れるのだが、最終的には、傭兵もダークサイドから解放され、師範の弟子となる。
技の説明などは、何度も同じことが書かれているのはくどいなぁ。
お勧め度:☆☆☆ 武術度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆☆
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特殊防諜班 組織報復
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特殊防諜班 連続誘拐

タグ:今野敏
密室の鍵貸します [書籍]
トリック主体の謎解きのミステリー。
大学生の主人公が、社会人となった先輩のアパートに遊びに行く。
風呂に入ると風呂に向かった先輩は、長いこと出てこない、不審に思った主人公は、風呂場に行くと刺されて絶命している先輩の姿を発見する。しかし、ドアにはチェーンもかかっていて、密室状態だ。
というのと、そのちょっと前の時間、ふられたばかりの前の彼女も、近くのマンションで刺されて殺されている。
絶体絶命の主人公であるが、身近に死人が二人も出ているのに、あまり動揺しない強靭な精神力だ。
かくも飄々としているので、飄々とした味わいのミステリーである。
謎解きもユーモアもまあまあ。
タイトルの元となった「アパートの鍵貸します」とは、なんらインスパイアされたところは感じられない。
お勧め度:☆☆★ 密室度:☆☆☆ 俺度:☆☆★
























