飛行艇クリッパーの客 [書籍]


「大聖堂」で有名なケン・フォレット作。「大聖堂」は、あまりに長いので手を出していないのだけど。
これは、昔購入して読んだ本。今は、残念ながら絶版。飲み屋でケン・フォレットの話題が出た時に、「じゃあ、貸すよ。」となったので、貸す前に読み直してみた。
全くストーリーを忘れていたので、面白く読めたよ。
第二次世界大戦前後に大西洋太平洋間を就航していたパンナムの飛行艇クリッパー。
これは、イギリスとドイツが開戦した時のイギリスからアメリカへ飛行するクリッパーを舞台とした群集劇。
嫁をギャングに攫われて、飛行艇を不時着させろと脅されている飛行艇のエンジニア筆頭に、偽のパスポートでアメリカへ渡ろうとする泥棒、亭主を捨てアメリカ人の男と渡米しようとする主婦、それを追いかける英国田舎紳士、弟に会社を乗っ取られれようとしているアメリカ婦人、凶悪犯と護送のFBI、イギリスから逃げ出すファシストとその家族などなど、多種多様な人物が出てくる出てくる。
一人を除いて、皆それなりの描写があるも、クライマックスに向けて鮮やかに話は進行する。
ま、この一人の扱いは、あんまりなので、これが映画だとしたら、この役は不人気だろう。カメオというレベルだ。
ラストの若い二人も清清しい。
パーシー君にも栄光あれ!
そこら中で恋しているのは、ちょっと何だけど。
映画にすると面白そうな題材なんだけどなぁ。尺も丁度よさそうだし。
クリッパーは、ボーイング314というもので、12機のみ製作されたそうだ。
飛行艇という名前から飛行船を想像し、胴体が丸いものなのかと思ったが、こんな形態だ。

フライトデッキ

操縦席

お勧め度:☆☆☆★ 大団円度:☆☆☆☆ 俺度:☆☆☆★
ボーイング314に関しては、洋書が見つかった。模型は見つからない。

Last of the Flying Clippers: The Boeing B-314 Story (Schiffer Military/Aviation History)
- 作者: M. D. Klaas
- 出版社/メーカー: Schiffer Pub Ltd
- 発売日: 1998/08
- メディア: ハードカバー
ケン・フォレットの大聖堂とその続編
NHK-BSで放映していたのを録画済。大長編の大聖堂は、まずは、これで対応だ。
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ケン・フォレット 『飛行艇クリッパーの客』(To Read, or Not To Read, That Is The Question 2011-10-27 10:31)
先日亡くなった児玉清さんが、何の番組か忘れましたが、 ケン・フォレットの「大聖堂」という作品が面白い、と お薦めしていたのをたまたま観ていて、さっそく本屋へ 行ってみたのですが、その目当ての本が無く、あったの は『飛行艇クリッパーの客』の文庫と、他いくつか...
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